このたび、しひこチャンネル名で、第5回プチコン大喜利に応募していたプチコン作品「刀削麺」が、なんとTSUKUMO賞と銀賞に入賞することができました!ほかの入賞作品がものすごい作品が並ぶ中、こんな一発ネタ系の作品を選んでいただき、ありがとうございました!
今回は、この記念に、この作品開発までのいきさつなどをつらつらと書いてみたいと思います。全く参考になることはないと思いますが、ご興味があればお読みください。私個人の記念として書いておきます。
開発のいきさつ
第5回「プチコン大喜利」の開催が発表されたけど、課題が「シュッとした」という難しいテーマだったので、しばらく悩みましたが、たまたま12月14日、入浴中の湯船で、「シュ、シュ」とつぶやいていたら、「そういやそんな麺料理を何か見たな」と思いつきました。そのときはまだ「刀削麺」という料理すら知らず、インターネットでひたすら調べて、「ああこれ刀削麺っていう料理なのね」ということを知るところから始まりました。作っている動画はYouTubeでいくつか見ただけで、もちろん食べたこともなく、今でもいつか食べてみたいと思っています。
いざ開発
思いついたときには、実は締め切りが1月9日と、残り3週間ちょい、しかも正月休みは実家へ帰省するなどするため実質2週間ちょいしか無く、動画シリーズも作成の作成も進めていたため、そんなに時間は無く、あわてて作り始めました。
ジョイコンの持ち方や動かし方は思いついたときに決めていたため、あとはそれを速度や麺の長さにするにはモーションセンサーの値をどうすればいいかを、ひたすら腕を振ってモーションセンサーの動きを観察することを行っていました。 翌日なんとか固めました。
そして絵を書き始めました。GAHAKUだけで描くのは無理があると思っていたら、プチコン4 の絵描きツール「Pics Limited for Switch(すうはかせさん作。公開キー【4N32KXD2Y】)」を見つけて、このツールで救われました。
「 Pics Limited for Switch 」で鍋やタイトル、デモンストレーション用の絵を描かせていただきました。下手な絵を褒めてもらえていたのは、このツールがすごいからです。
プログラムを実装していき、試行錯誤するなか、テストプレイはやはり自分の腕を動かさなければならないので、だんだん腕がくたびれてきて、筋肉痛になる年末。12月31日の大晦日に公開することができました。
そしてまさかの入賞!
今回のプチコン大喜利は、ライブで結果が発表される、ということで、お祭り気分で見ていました。いろいろすごい作品が応募されているのはわかっていたのですが、おそらくこんなテーマで作ったゲームを応募している人は他にいないだろう、と淡い期待をもってはいました。
最初のほうはスマートフォンで、チャンネルにログインせずに見ていました。するとTSUKUMO賞の発表で受賞を知ってびっくり。チャットでTwitterでフォローさせていただいている方々がコメントされていて、ああチャットしなきゃ、と慌てている間にTSUKUMO賞の発表が終わってしまって、とりあえずTwitterで喜びを書き込みました。
その後やっと本チャンネルのアカウントでYouTubeを見ることができたので、途中からチャットで参加しはじめました。まぁでもTSUKUMO賞に入賞したから、あとはどんなすごい作品が入賞するのかな、とギャラリーの気分で参加していました。はじめてプチコンに触れた人を対象にした「若獅子賞」から「銅賞」と発表されていって、「銀賞」の発表で、「中国発祥の・・・」って言われたとき、「え、うそ!」と驚いて、まさかの銀賞を受賞することがわかって、気を抜いていたのでびっくりしました。
なにより嬉しかったのは、実際に遊んでもらっている様子を見ることができたことです。はじめてだとなかなかうまくいかないような難しい設定だったので、対決が申し訳なかったですが、楽しく遊んでいただいていたのが良かった。一発ネタ系のゲームとして作ったので、そんなにやりこむ要素なんてないから、正直1回遊んで「なんだこれ」と思って終わってしまうだろう、と思っていたけど、「コツをつかむとうまくなるのも料理に通じる」と言っていただき、なるほどなーと逆に思いました。でも「よし点数を上げてやろう」というモチベーションを発生させる仕組みがないのがこのゲームの弱点だと思っていたので、複数人数で遊ぶ環境があると、お互いの比較ができるから楽しいのかな、なんて感じました。
あとがき
今回入賞できたのは、「大喜利」だったからだとつくづく感じています。ほかの入賞作品を見ると、本当に面白そうだし、実際面白いし、ゲームとしてもう完成しています。でも私の作品はとりあえずゲームとしての体はなしているけど、ゲームとして面白いかというとそうではない。だから、ゲームコンテストとか、プログラミングコンテストとかだったら、絶対入賞できていなかったと思います。
だからこのプチコン大喜利は、プログラミングテクニックが無くても、作りが荒くても、それでも大喜利のテーマにバッチリ合って、ユニークなものなら、入賞できるチャンスがある、ほんとうの「大喜利」なんだということを再認識させられました。今回たまたま思いついたのがよかったので、次回はなかなか難しいですが、今後も挑戦していきたいと思っています。ありがとうございました!
コメント